「不動産業事務へ転職」履歴書・面接のポイント
数ある事務職の中でも、専門性とやりがいを感じられる職種として、女性を中心に人気のある不動産事務職ですが、応募する会社に良いイメージを持ってもらえるには、いくつかのコツがあります。
今回は不動産事務職で採用してもらえる志望動機を書くために、必要な情報をまとめてみました。
1.不動産事務職で志望動機を書くための事前準備【最重要】
不動産事務職で志望動機を書くには大前提として、「業界理解」と「職種理解」がとても大切です。
事務職は営業職を支える重要な仕事のため、業界と職種についてきちんとした理解をしていることが求められます。
不動産業界の営業は何かとハードですが、良い物件をお客様に紹介すれば深く感謝される、魅力的な仕事です。不動産会社の事務職は、多忙な営業マンを裏で支えるアシスト的な業務が中心となります。
手始めに不動産業の「業界理解」と「職種理解」を解説しましょう。
不動産業界と職種理解
そもそも、「不動産」とは何を指すのでしょうか。
不動産とは、「土地」と「その土地に定着しているもの」をさします。その土地に定着しているものとは、建物や橋、立木などのことです。
つまり、不動産業界とは、土地とその土地にある建物などを扱う業界です。土地や建物を扱うと言えば、建物を建てるというイメージが強いかもしれません。しかし、不動産業界の仕事は決してそれだけではありません。
不動産業界を大別すると、
- 不動産売買:不動産を購入したり、消費者に直接販売する
- 不動産仲介:不動産と売りたい人、購入したい人を探しマッチングさせる
- 不動産管理:賃貸マンションやアパート、土地の管理
- 不動産賃貸:不動産を所有し、貸し出すオーナーや大家
に分かれており、すべてを総称して不動産業と呼ばれています。
不動産と聞くと「売買仲介」「賃貸仲介」のイメージが強いですが、”法人・個人が不動産投資・運用を行うために設立した会社”なども不動産業に該当します。
不動産会社の面接で質問されやすいことと自己PRの方法
・「なぜ不動産業界なのか」
やはり、必ず聞かれるのは、この質問です。
様々な職種の事務が募集を掛けている中、なぜここでなければならないのかは、明確に答える必要があります。
・「不動産業界の中でも、なぜうちなのか」
「なぜ不動産業界なのか」の後に聞かれるのは、この質問です。
漠然と、不動産業界の魅力や将来性を「なぜ不動産業界なのか」の志望動機にすると、「なぜうちなのか」の回答がぼんやりしてしまう可能性があります。
「理念やビジョンに共感した」「スタッフが魅力的だった」など何に魅力を感じたのか、その会社である必要性を明確にしておきましょう。